あの人にはついつい色々としゃべってしまう、という経験はございませんか。
結論から申し上げるとそういう人には『承認と共感』がたくさんあるからです。
承認とは「あなたのことを認めています」ということですが、コミュニケーションの上手な人は常に承認してくれているので安心して色々としゃべってしまいます。
逆にこちらの意見を否定する人との会話はまったく弾まないはずです。それどころか会話したくなくなります。
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まずは受け入れる、受け止めることが大切だということなのですね。
そして聴き上手な人との会話では共感もたくさん生まれます。「あーそれわかります」とか「まさにそういうことがつい先日あったんですよね」という会話がたくさん生まれているはずです。
その理由は常に『相手目線』で会話をしているからです。
自分のしゃべりたいことをしゃべらない
自分のしゃべりたいことをしゃべっているのではなく、相手の興味関心があることやしゃべりたくなるようなやりとりをしてくれているはずです。
業界、職種や立場によって共感ポイントが違いますのでそこにもすごく気を遣っています。
例えば職人さんや研究職の方ならば自分の仕事に没頭できることに喜びを感じる方が多いので「邪魔されたくない」という感情が強い傾向があります。
といったようにタイプに合わせて共感ポイントも違ってくるのでそういう細かいところも意識しながらコミュニケーションをとっています。
厳密にいえばもっと細かいことはたくさんあるんですが、要約するとすべてこの2つ『承認と共感』に紐付けされます。そしてその2つが何から生まれているかというと『常に相手目線でいる』ということです。
ぼくの研修でも相手目線をとにかく大切にしています。手前味噌な話で恐縮ですが研修後の感想で「あっという間の3時間でした」というお声を多く頂戴します。
自分のしゃべりたいことではなく相手の聴きたいことを意識することが大切だということでしょうか。